地域別下痢対策
2018.04.27

東南アジア旅行前は予防接種が必要?病気の対策まとめ

東南アジアは人気の旅行先ですが、滞在期間や場所によっては、感染症を含めた病気のリスクがあります。東南アジアで注意すべき感染症や、予防接種の有無を調べる方法、事前に用意しておくべきものなどについて、詳しく紹介します。

旅行中の女性

東南アジアは日本から近く、また、物価が低いこともあり海外旅行先として人気の地域です。ビーチや世界遺産など楽しむ場所はたくさんありますが、一方で、予期せぬトラブルへの準備も忘れるべきではありません。

特に海外では、衛生に対する意識が日本とは違い、感染症などの病気にかかるリスクも存在します。この記事では、東南アジアを旅行するにあたり、気をつけたい感染症や予防接種、また、普段から取り入れられる病気対策などについて詳しく紹介します。

滞在する期間や場所によっては予防接種がすすめられている

東南アジア地域の旅行では、滞在期間が長期の場合、予防接種が推奨されている病気があります。自分の身を守ることはもちろん二次感染を防ぐ意味でも、渡航前には余裕を持って、予防接種について知っておきましょう[1]。

A型肝炎

A型肝炎ウイルスに感染することで発症する病気です。主な感染経路は経口感染で、生牡蠣など、汚染された食品や水などを介したものですが、性交渉でも感染することもあります。2~7週間の潜伏期間を経て、発熱やだるさに続いて食欲不振、嘔吐などの症状が現れます。治療は、対症療法が基本で、A型肝炎特有の治療法はありません。予防接種は、1ヶ月以上滞在する予定の40歳以下の人に推奨されています。日本では2~4週間間隔で2回接種して、半年後に3回目摂取することで免疫が強化され、5年間は有効とされています。

破傷風

世界中の土の中に存在する破傷風菌が深い傷口などに入り込み、破傷風毒素を産生して発症します。道路が整備されていない山や河川を移動するような旅行で、怪我をする恐れがあるときに、予防接種が推奨されています。日本では定期予防接種の対象として定められている感染症です。潜伏期間は3日~3週間ほどで、その後、口が開けにくくなる症状や飲食物を飲み込むのが難しい症状から始まり、体の痺れや全身の筋肉の硬直、痙攣などが現れます。

予防接種の受け方

東南アジアでは、他にも日本脳炎やB型肝炎、狂犬病などの感染リスクがあります。予防接種について調べたいときは、厚生労働省検疫所のホームページでワクチン接種についての案内を見ることができるので、参考にしてください。

旅行中の病気は下痢に要注意

上記で紹介した感染症への注意はもちろん必要ですが、海外滞在中は下痢にも気をつけるべきです。「旅行者下痢症」という言葉があるほど、海外旅行者にとって下痢は身近な病気です。下痢の原因は多くの場合、汚染された水や食べ物を口にすることによるものですが、感染症の場合もあります。食中毒を起こさないために、旅行中は下記のことに注意しましょう。

  • 手洗いを欠かさない
  • 手を洗えない場所ではアルコールタオルなどを使う
  • 加熱不十分の料理を避ける
  • 調理してから時間のたった料理を避ける
  • 生水を飲まないようにする

旅行中の病気対策

下痢や感染症以外でも、ちょっとした体調不良への備えがあれば安心です。

市販薬を持っていく

慣れない土地にいると、不規則な生活になりがちで体調を崩すことがあります。目的地や旅行期間の長さによっては、心身への負荷も高くなります。海外でも薬を手に入れることはできるかもしれませんが、パッケージに書いてあることがわからなかったり、自分の症状を正確に伝えられなかったりする可能性があるため、日本で予め準備していきましょう。下記のような薬は使用頻度が高いです。

  • 下痢止め
  • 解熱鎮痛薬
  • 整腸剤、胃薬
  • 酔い止め など

病原体を遠ざける

飲食物だけでなく、動物や虫にも注意が必要です。動物の糞便に触れたり、虫にさされたりして感染症にかかる可能性があります。野良犬や野良猫など、一見可愛らしく見えても、むやみに動物に近づかないようにしてください。また、虫が多く発生する時期や地域では、虫除けスプレーや蚊帳を持っていきましょう。

参考文献

  1. [1] 厚生労働省検疫所. "海外渡航のためのワクチン" 厚生労働省検疫所.
  2. http://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html (参照2018-04-13)

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